陸自1尉 隊員が命がけで実施した福島原発3号機への海水投下作戦もそうです。総理の指示なのに、正式な大臣命令は出されず、統合幕僚長の判断ということにされた。まぁ、正直あの総理に“命を賭けろ”と命じられても隊員のほうが戸惑いますが……。

 それだけではありません。

 当日(3月17日午前)の作戦実施直前、実は現地では高圧放水車による放水準備が進行していた。ヘリによる空中投下と地上からの放水、どちらが効果的か考えるまでもない、放水車です。それなのに、総理肝いりの空中投下をやらせるために、より効果的な地上放水を後回しにした。いわば、政治のパフォーマンスのために自衛隊員の生命を危険にさらし、なおかつ、効果的な冷却が二の次にされたのではないでしょうか。